このプログラムは、ホスピタリティ産業を牽引する企業で将来経営者として活躍する方を対象としたエグゼクティブ向けのプログラムです。観光庁の高度経営人材育成事業の一環として、2019年度より開講いたします。

本プログラムは、一橋大学大学院経営管理研究科が、日本の大手企業を対象として2002年度から展開してきた「一橋シニアエグゼクティブプログラム(HSEP)」で培ってきた知見をベースとして、日本のホスピタリティ産業における経営人材の高度化に貢献することを目指しています。

プログラムの狙い

本プログラムは、次の3点を基本的な目的としています。

  1. 企業経営に必要な経営の諸要素(経営戦略、会計・財務、マーケティング、人材マネジメント、組織・システム)や、ホスピタリティ産業において重要な要素(観光政策、M&A、プロパティ・マネジメント等)に関する知見を再確認しながら、マネジメントの立場から、それら様々な要因を勘案し、総合判断する目を醸成すること。
  2. 将来のホスピタリティ企業経営者として必要な哲学を涵養するとともに、総合判断の基盤となる自分なりの枠組みについて深く考えること。
  3. ホスピタリティ産業の経営幹部層が一定期間にわたり学びの場を共有することで、ホスピタリティ産業の未来像を共有し、修了後も本音で語り合える仲間集団を構築すること。

基本プロセス

ベンチマーク研究 5カ月間を通した個人プロジェクト。各自がホスピタリティ産業以外を含めた国内外の企業から1社を研究対象として選択して、プログラムを通じて、その企業のマネジメントに関する考察を徹底的に進めて、その内容をまとめる。
ケーススタディ ホスピタリティ産業やサービス産業のケースをもとに、マネジメントの意思決定や戦略について、参加者間で討議を進めて、深く考察する。
経営者・有識者の講演 現役のトップマネジメントや、ホスピタリティ領域に関する豊かな知見を有する方々から、現実の経営者が直面する状況や経営に関する考え方・思想、先端的なトピックなどを直接伺い、自らが経営者となる上での思考や意識を醸成する。
インタラクティブ・レクチャー 経営戦略、会計・財務、マーケティング、人材マネジメント、組織・システム、観光政策といった企業経営の基盤となる領域について、対話型レクチャーやディスカッションを通じて学びながら、経営に関する独自の枠組構築に向けた思考を深める。

セッションのテーマと概要

第1セッション <ホスピタリティ産業の全体像と考え方>

ホスピタリティ産業を企業経営の視点からどのように見るか。産業と産業内の企業が直面する課題は何か、その課題にどのように取り組めばよいかを考える。

■ 第2セッション <戦略と会計の枠組み>

戦略的思考とは、何か。外交ゲームにより戦略的思考法を体得し、その思考法を実践に生かす術を学ぶ。
また、戦略実行に関わる企業の状況を会計の側面から把握する方法を理解する。

第3セッション <マネジメントのあり方と組織の設計>

組織はいかに硬直化し、腐り行くか。事業のビジネス・モデルをどう設計するか。
参加各社の失敗事例をもとに討論を行い、原因や対策を考察する。

第4セッション <カネとヒトのマネジメント>

カネの動きはどのように測定しコントロールするか。人材を育てるための経営的視点とは何か。
企業経営をファイナンスの側面から、また組織や人材マネジメントに焦点をあてて考える。

第5セッション <ホスピタリティ企業の経営者として>

トップに立つことは、すべてを総合判断することである。この最終セッションでは、「ベンチマーク研究」個人レポートをもとに、ホスピタリティ関連会社の将来の経営者として、「ホスピタリティ産業の課題への対処」と「経営の総合判断」についての徹底的な議論を行う。

スケジュール

 Session 1  Session 2  Session 3  Session 4  Session 5
テーマ ホスピタリティ産業の全体像と考え方 戦略と会計の枠組み マネジメントのあり方と組織の設計 カネとヒトのマネジメント ホスピタリティ企業の経緯者として
1日目
AM
開講式
基調講演
ディプロマシー(外交ゲーム) 戦略失敗についての自社ケース発表と議論 コーポレート・ファイナンス ベンチマーク研究③
PM ホスピタリティ産業の経営課題 アセットマネジメント
2日目
AM
課題の整理と基本的な考え方 戦略思考レクチャー 経営者・有識者の講演 価値創造手段としてのM&A 経営者・有識者の講演
PM サービスマーケティング① ベンチマーク研究① サービスマーケティング② ベンチマーク研究② まとめ:ホスピタリティ企業の経営者として
3日目
AM
企業間連携に関するレクチャー 組織デザイン 人材マネジメント
PM 財務会計 マネジメントコントロール 生産性マネジメント

HSEP-CHMについてのお問い合せ先

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